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・RAMメモリーのチェック方法

HDDのチェックで異常が確認されないのに不具合が発生している場合は,
メモリーを疑いましょう。
メモリーは装着してBIOSが認識すれば問題ないと思われがちですが、
その他の故障もあるのです。

パソコンのメモリの詳細チェックはMemtest86で行えます。
Memtest86はフリーソフトなのでこちらより無料で手に入れることができます。
バージョンはMemtest86 3.5aとのことです。(2011/2/12時点)

このソフトはCDかFDDで起動する必要があり、OSの種類によってもます。
チェックしたいPC等の環境に合わせて必要なものをダウンロードしてください。
・ISO image for creating bootable CD (Windows - zip)
   Windowsマシーン用CD
・ISO image for creating bootable CD (Linux - gzip)
   Linuxマシーン用CD
・Floppy disk package (installable from Windows)
   Windowsマシーン用フロッピー
・USB key image (Only installable from Linux)
   Linuxマシーン用USBキー
・Linux source and binary package
   Linux用ソースとバイナリデータ

4GB以上のメモリでチェック失敗していた不具合を修正されております。
使用方法は、Windows版とLinux版は同じで64ビットCPUに対応しています。


起動Diskの作成方法

●FDD版
ダウンロードした圧縮ファイルを解凍し、
install.bat
を実行します。
以下のようなコマンドプロンプトが立ち上がり、FDドライブを問われます。

作業を行っているPCのFDドライブを指定して[ENNTER]をクリック
フォーマット済みのFDを挿入してから、もう一度[ENTER]をクリック
FDへのインストールが終わればコマンドプロンプト画面は消えます。

●CD版
ダウンロードした圧縮ソフトを解答し、ISOイメージ(.iso)をCDに焼き付ける。
ISOイメージの焼き付けは、
各種デバイス付属のCD/DVDライティングソフトを参照してください。
付属のライティングソフトにISOイメージを焼き付ける機能が無い場合は、
フリーソフトが多々あるので検索してみてください。


Memtest86使用方法

作成したFDまたはCDを挿入してPCの電源を入れます。
注)あらかじめFDやCDから起動するようにBIOS設定しておく必要があります。

特に操作は不要で自動的にチェックが始まります。

画面左上の内容
 CPUの種類と周波数
 L1 Cacheの容量と速度
 L2 Cacheの容量と速度
 L3 Cacheの容量と速度
 Memoryの容量と速度
 Chipsetの種類
 マザーボードの設定

画面右上の内容
 Pass XX%:試験全体の進度
 Test XX%:現在のテストの進度
 Test #X:現在実行中のテストとその内容
 Testing:テストを行っているメモリ範囲
 Pattern:読み書きのパターン

画面中断の内容
 Time:テスト稼働時間
 Cached:メモリ総容量
 Test_Sel:テストシェルの種類
 Pass:テスト回数
 MemMap:メモリサイズ決定方法
 Iter:チェックインターバル
 CPU_Sel:CPUの数
 Errors:検出されたエラー箇所数
 Rsvd_Mem:予約メモリ
 ActCPUs:有効になっているCPUの数
 ECC_Mem:ECCメモリの状態
 ECC Err:ECCメモリの検出エラー箇所数


テストは#1,#2,#3・・・#0と実行されていきます。

不具合箇所が見つかると、
画面に不具合箇所の場所と不具合情報が表示されます。
また、一覧にはErrorsの右にエラー箇所の数がカウントされます。
エラーが出現しても内容は判りませんが、メモリが壊れているということです。
その時はあきらめてメモリーを交換しましょう。

なお、メモリチェックにはPCのスペックにもよりますが20〜30分要します。
終了させるには、[ESC]を押します。

1回目のテストが終了すると2回目、3回目と永遠にテストを繰り返します。
1回目のテストで不具合がない場合は、
Pass complete, no errors, press Esc to exit
と表示されます。

パソコンの不具合が頻繁に起こる場合は、
繰り返しテストする必要もなくエラーが検出されます。
メモリの不具合の中には稼働時間の長さによって発生するものもあるので、
たまに発生する不具合の場合には
長時間の繰り返しテストを行う必要があります。

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