・HDD不良の確認方法
HDDの故障とは、つまり、不良セクタの発生であります。
セクタとは、磁気ディスク内の最小単位であり、
セクタの集まりがクラスタ・・・(詳細は省略)というような構造で
データは磁気ディスク内に保存されています。
不良セクタが発生すると、
不良セクタ部分に保存されているデータが稼働しなくなります。
OSなどを稼働させる重要なデータ位置のセクタが破損した場合には、
OSを起動することさえ困難になります。
不良セクタ部分にデータが存在しない場合においても、
OSのチェックに対する応答エラーが発生したりすることもあります。
安定性の確保されているNT系(Win2k XP 2003)のOSで
頻繁にフリーズするようになったり、不安定事象が起こり始めたら、
まず、HDDを疑うことが賢明かと思われます。
・Win2k、XPの場合
チェックディスクで確認することができます。
[スタート]→[コントロールパネル(C)]→[管理ツール]→[コンピュータの管理]
「コンピュータの管理」内のツリーにある「ディスク管理」を表示させる。
右側の調べたいボリュームのプロパティを開く(右クリック→[プロパティ(P)])
マイコンピュータを開いてボリュームのプロパティを開いても同様です。
ボリュームのプロパティの「ツール」タブを開く
エラーチェック項目の「チェックする(C)」をクリック
「ファイルシステムエラーを自動的に修復する(A)」と
「不良なセクタをスキャンし、回復する(N)」に
チェックを入れて「開始(S)」をクリック
システムディスクの場合、Windows上でチェックディスクを実行できないため、
下記の画面が表示されるので、「はい(Y)」をクリックして再起動する。
OS起動前にチェックディスクを実行されます。(数時間必要)
システムの入っていないデータのみ扱っているボリュームの場合、
Windows上でチェックディスクを実行することができますが、
チェックログの保存場所が環境により異なるため、
OS起動前に実施することをお勧めします。
(基本的にドライブの最上位に.txtのログファイルが生成されるみたいです。)
データ領域のボリュームのチェックディスクをOS起動前に行うには、
デフラグを実行してからチェックディスクを開始することにより、
システムディスクと同様にスケジュールされます。
チェックディスクの結果の参照
チェックディスクがすべて完了すると自動的にOSが起動します。
「スタート」→「管理ツール」→「コンピュータの管理」を開く
ツリー内の
「コンピュータの管理(ローカル)」「システムツール」「イベントビューア」
「アプリケーション」を表示させ、
右側の「種類:情報、ソース:Winlogon」をダブルクリックする。
説明のスクロールバーで中頃の位置にチェック結果が表示されます。
この表示は、チェックディスク実行時にも表示されるが直ぐに消えるので、
確認しがたいと思います。
この表示中のbad sectors.が0KBであれば異常なしです。
ただし、上記の説明はフォーマット形式がNTFSの場合であり、
フォーマット形式がFATの場合は表示内容が若干異なっており、
bad sectors.は不良セクタがある場合のみ表示されます。
外部外付けHDD等は、互換性の広いFAT形式が推奨されているので、
FAT形式の場合にはbad sectors.が表示されていなければ異常なしです。
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