・コンピュータへの接続数が最大値に達しているため、
これ以上このリモートコンピュータに接続できません。
OSには、同時接続台数の制限があります。
フォルダの共有設定には、ユーザー制限の項目があり、無制限項目が存在しますが、OSに同時接続することが出来る最大数が10であれば、
フォルダにアクセスする前に接続拒否されてしまうのです。
ちょっと設定に矛盾がありますね。
管理ツール内にある[コンピュータの管理]を開きます。 (管理ツールをスタートメニューに表示させる方法)
[コンピュータの管理]-[システムツール]-[共有フォルダ]-[共有]の中にある
「IPC$」のクライアントリダイレクト数が10となっておれば10台接続中です。
Windows(Win2k,WinXP)の場合、プロフェッショナルで10台、
ホームエディションで5台の同時接続が可能です。
サーバーOSの場合は、購入時に示されているクライアント数で決まります。
サーバーOSであれば、クライアントを購入して増加させることが可能です。
サーバーOSでドメイン管理を行う場合は、
クライアント(端末)の数だけ購入する必要がありかなりの費用が必要です。
なぜ、10〜20の小規模LANで同時接続数が10を超えるかというと、
通常の設定では、一度接続したクライアントを記憶しているからです。
したがって、ファイルサーバー等のコンピュータの電源を入れてから、
10台目までの接続で接続数が最大になってしまいます。
単なるファイルサーバーであれば、データの読み書き時のみアクセスするので、
小規模LANで10台以上のコンピュータが同時に読み書きする状況は、
まず発生しません。
接続数が最大になる症状が現れだしたからといって、
必ずしもサーバーOSによるドメイン管理を導入する必要があるとは限りません。
サーバーOSの導入コストを懸念して現状OSでファイルサーバーを継続したい方は、
切断時間の設定を行ってみてください。
1分程度で切断するように設定するとこの問題を回避できることがあります。
自動切断の設定方法
[スタート]→[プログラム(P)]→[アクセサリ]→[コマンドプロンプト]を起動します。
net config server /autodisconnect:1
と記述してエンターを押してください。
1分ごとに接続ユーザーをリセットするので10ユーザーになることが非常に少なくなると思います。
それでも同様の症状が現れる場合や
サーバーアプリケーションを10人以上で稼働させたい場合は、サーバーOS必修です。
組織内でサーバーOSの導入を検討してください。
サーバーOSを導入してドメイン管理すると
ユーザー管理を一元化できるメリットがありますので、
ネットワーク管理者の負担を減らすことができます。
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