1.VPNサーバーの設定
VPNサーバーの設定では、下記の5段階に分けられます。
単純にパソコン同士のVPN接続であれば、Softether Ver1.0の方が簡単です。
ただし、Ver1.0は開発途中でのフリーソフトで現在は配布されておりません。
(1)ルーターの設定
↓
(2)接続設定の登録 (VPNサーバー管理マネージャ内)
┣(3)ライセンスの登録
┗(4)仮想HUBの作成
┗(5)クライアントユーザーの作成
PacketiX VPN 2.0では、[8888]、[443]、[992]の3つのTCPポート選択できます。
サーバーとクライアントで使用するポートは統一する必要があります。
(1)ルーターの設定
PacketiX VPNサーバーを設置するパソコンのローカルIPアドレスと使用するポート番号を用いてルーターのNAT(アドレス変換)の設定を行います。
NAT(アドレス変換)の設定方法については、ルーターのアドレス変換(NAT)で説明済みですが、具体例として下記のルーターの設定例を参考にしてください。
・BUFFALO製 WZR-RS-G54HP
・YAMAHA製 RT57i
・富士通製 FLASHWAVE2040M1
(2)接続設定の登録
PacketiX VPNサーバー管理マネージャを開きます。
[新しい接続設定(N)]をクリック
接続設定名(T)・・・任意に決める接続名称
「このコンピュータ(localhost)に接続(L)」にチェックを入れる。
入力後、[OK]をクリック
接続設定が登録されます。
(3)ライセンスの登録
VPNサーバーを作成するにはライセンス登録が必要です。
登録した接続設定を選択して、[接続(C)]をクリック
ポップアップで管理パスワードの設定するか訪ねられるので、[はい(Y)]をクリックしてパスワードを設定してください。
簡易セットアップのウィザードが現れますが、[閉じる(C)]をクリック
ここではBridgeの設定は対象外とします。
LAN同士の接続ではなく、シンプルな直接VPNサーバーに接続する方法を対象とします。
[ライセンスの追加と削除(L)]をクリック
[新しいライセンスキーの登録(A)]をクリック
購入したライセンスキーを入力してから、[登録(R)]をクリック
ライセンスキーの追加と削除の画面の[閉じる(X)]をクリック
(4)仮想HUBの作成
PacketiXにおけるVPNサーバーの中枢である仮想HUBの作成です。
仮想HUB(VPNサーバー)を作成します。
[仮想HUBの作成(C)]をクリック
仮想HUB名(N)・・・作成するHUB名を入力
HUBの管理用パスワード・・・パスワードの入力
不特定の部外者からの接続を必要とする場合以外には、「匿名ユーザーに対してこの仮想HUBを列挙しない(U)」にはチェックしておきましょう。
仮想HUBが登録されます。
(5)クライアントユーザーの作成
仮想HUBに接続可能なユーザーの設定です。
ユーザーとパスワードの管理によりローカルネットワークを形成します。
登録した仮想HUBを選択し、[仮想HUBの管理(A)]をクリック
仮想HUBの管理画面が表示されます。
[ユーザーの管理(U)]をクリック
ここでは、HUBの管理として最低限必要なユーザー管理の説明までとします。
ユーザーの管理画面が表示されます。
[新規作成(C)]をクリック
ユーザー名(U)・・・ユーザー名を決めます。
パスワード認証・・・ユーザー名に対するパスワードの設定
セキュリティ面から、パスワードは大小英数字を混在させて、6桁以上で設定することをおすすめします。
ユーザー情報を設定後[OK]をクリック
使用したいユーザー数分設定できます。
同じユーザー名を同時に使用することも可能です。
ユーザー管理については、ウィンドウズのユーザー管理と同様の考え方で問題ないと思います。
VPNサーバーの設定は以上です。
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